お尻/肛門が臭い

拭いても、洗ってもお尻/肛門が臭い!?

拭いても、洗ってもお尻/肛門が臭い!?自分では清潔にしているつもりなのに、ふとしたはずみにお尻のにおいを感じるようなことはありませんか?
場所が場所だけに、においがするのは非常に気になるのではと思います。
お尻のにおいの原因には様々なものがあります。人それぞれ原因が違いますので、原因にあった対策を講じることが重要です。
自分では清潔に保っているのににおいが続く方、肛門に違和感がある方、お腹の調子が思わしくない方は、恥ずかしがらずに、福山市の藤本外科・胃腸科・肛門科クリニックまでご相談ください。
においを気にせず、楽しく過ごせるように早めの対応を講じましょう。

肛門/お尻が臭い原因

肛門やお尻がにおう原因には様々なものがあります。
また人によっても原因が異なります。
原因がわからないと対策のしようがありませんので、肛門やお尻のにおいの原因についてご説明いたします。

下着の汚れ・温水便座(ウォシュレット)の使用

温水便座(ウォシュレット)を使用すると、肛門からウォシュレットの水が直腸内に入ります。直腸内に入った水は便と混ざり、気付かぬうちに肛門から出て下着の汚れやにおいの原因となります。
洗浄強度(水圧)を「高」にしている方や、洗浄時間が長い方は要注意です。
1回の洗浄時間は長くても5秒程度に、水圧は弱い設定で使用してください。

便秘・下痢(慢性的、繰り返す)

洗浄トイレ(ウォシュレット)を使用すると、肛門からウォシュレットの水が直腸内に入ります。直腸内に入った水は便と混ざり、気付かぬうちに肛門から出て下着の汚れやにおいの原因となります。
洗浄強度(水圧)を「高」にしている方や、洗浄時間が長い方は要注意です。
1回の洗浄時間は長くても5秒程度に、水圧は弱い設定で使用してください。

便秘や下痢を繰り返している場合は、痔になる危険性が高まります。
便秘のときは、排便のためにいきんだりする結果肛門を傷つけたり、下痢の時はトイレットペーパーで何度も肛門を拭いている間に傷つけたりすることで、痔になる可能性が高くなります。
痔を発症しているのに上記のような行動を続けていると、さらに肛門を傷つけてしまうので、傷口から粘液が出て、においの原因を作り出すこともあります。

加齢による肛門括約筋の緩み

加齢により肛門の筋肉が緩むと、そこから便やにおいが漏れ、悪臭を放ちます。
また肛門の周囲の筋肉が傷ついて肛門の緩みを生じてしまうこともあります。
対策としては、肛門を閉める運動である「肛門括約筋運動」を行って、筋肉の緩みを防止しましょう。

ストレスなどによる心療的要素が原因の場合

肛門には特に異常がなく、実際には全く臭いがしないにも関わらず、ストレスなどが原因で自身は臭いを感じる方がいます。
この場合安定剤や抗うつ剤などでの治療が必要となります。

お尻/肛門が臭くなる可能性のある疾患

お尻の病気が原因でにおいを発する場合もあります。
肛門のにおいが発生する原因には下記の病気も挙げられます。

痔ろう(あな痔)

痔ろう(あな痔)とは、肛門周囲濃瘍(肛門の周囲に膿がたまる状態)が悪化して、化膿によって生じた膿が皮膚に穴を開けて濃を排出させ、その穴がトンネル状に残ってしまう状態になることを言います。
痔ろう(あな痔)を放置しているとトンネルが複雑化したり、がん化したりする場合があり、早期の治療が必要になります。
痔ろう(あな痔)の症状として、下着の汚れやにおい、かゆみなどが現れます。

肛門周囲膿瘍

肛門周囲濃瘍とは、肛門の周囲に膿がたまる状態を言います。
この病気が起きやすくなる原因としては、温水便座の使用、下痢、軟便、飲酒などで、こうした場合に発症の可能性が高まります。
肛門の手前の方にできる膿瘍は激しい痛みを伴い、肛門の奥の方にできる膿瘍の場合には腰に鈍い痛みを伴います。
治療方法としては患部を切開して膿を出す事もあります。

裂肛(切れ痔)

裂肛(切れ痔)とは、肛門の皮膚が切れたり裂けたりする状態を言います。
排便時に太い便や硬い便を排出することで発症する場合が多いですが、勢いの強い下痢で生じる場合もあります。
切れ痔になると排便時に強い痛みを起こします。
痛みを無意識に避けて便意を我慢していると便秘になり、便がさらに硬くなるという悪循環を生じることもあります。
何度も切れると傷が深くなり、肛門が狭くなって排便困難を起こす場合もあります。
傷が深くなっていない場合は、坐薬・内服治療で傷は治りますが、根本的な原因として便秘がある場合は、まずは便秘の治療を行うことが重要になります。

痔核(いぼ痔)

いぼ痔とは、「痔核(じかく)」といういぼのような腫れが肛門の周囲にできる病気で、痔の中でも最も症例の多い病変です。
排便時の強いいきみや便秘などで肛門に大きな負担がかかると、肛門の周囲の血流が悪化して肛門周辺の毛細血管がうっ血します。
これによりいぼのような腫れができます。
肛門と直腸の境界に歯状線という組織がありますが、その外側にできるものを外痔核、内側にできるものを内痔核と言います。

お尻/肛門の臭いにお悩みの方は当院へご相談下さい

副院長 藤本 卓也お尻の周りのにおいは非常に神経を使う、デリケートな症状です。
においの原因には様々なものがありますが、なかには病気の症状が関係しているものもあり、放置しておくのは危険です。
お尻の周囲のにおいや違和感、お腹の調子が悪いといった場合は躊躇することなく、是非、当院までご相談ください。
TOPへ戻る